新型コロナウイルス感染症に関する調査【コロナ禍の一年を振り返って】のべ回答者数4,640名におよぶ医師トラッキング調査から見えてくること ~医療提供体制は改善するも、医療従事者の負荷が大きな課題
国内でも新型コロナウイルスへの感染が拡大し始めた2020年3月以降1年に亘り、自社の協力医師会員を対象に新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査を定期的に実施して参りました。
国内の感染確認から1年以上が経過し、この間、わが国は度重なる感染の波に襲われ、緊急事態宣言も三度発出されました。たびたび「医療崩壊」が叫ばれるなど、日本の対新型コロナウイルス医療体制の評価は総じて低いようです。そうした評価は、臨床の現場にいる医師たちも同じ感覚なのか。であるとすれば、その原因はどこにあるのか。未だ感染が続く中、1年の節目として客観的なデータを追い、日本の新型コロナウイルス対策について振り返ってみたいとの思いから本レポートをまとめました。